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鮫肌歴史書 第五章「義侠第二期開始」

第二期開始の前に第一期の歴史書モードの話を少し。

このゲームはアクティブなメンバーの割合が大きい同盟が強いと感じでいた私は、2期がはじまる前から布石を打っておいた。

2期も義侠を立ち上げることの告知、そしてランク同盟との再度の合流だ。

ランクは強かった。2期目も組めれば確実に強い同盟になる。そう思い、ランクの主要メンバーに、来期も合流を目指してお互いがんばろうと約束をしておいた。

そして義侠の盟主として第二期をスタートした。

一期と違い、最初から組むメンバーがある程度決まっている状況だと、あっという間に同盟の枠が足りなくなるので、他の同盟と同じように義侠も支部を作った。

しかし支部の数は2つだけ、それ以上はあえて増やさなかった。

これはゲーム終了時に、本部と支部複数という別れた形でのフィニッシュが嫌だったからだ。

最後は全員1つに合流して、1つの同盟で制圧TOPを目指したかった。

本部は本部、支部は支部で独立独歩という運営方法もるだろうが、あまり大きくなりすぎないように注意を払った。

天下統一を目指すのであれば、単体の同盟では厳しいだろうが、義侠は制圧トップを目標としており、天下統一が目標ではなかったのだ。

そして序盤は武将砦、城への隣接スタートダッシュである。

義侠はNERO、練馬の呑兵衛といった初期メンバーを中心に、中央、洛陽の隣接を目指した。

かなりの速度で隣接にせまったが、ぶらぶら三国志同盟(この時期の同盟名は「足酢と愉快な仲間達」)がびっくりする速度で隣接してしまい、あと2マスのところでスピード勝負で負けてしまった。

隣接は1マス残ってたが★9なので当分誰も取れない。

ぶらぶら三国志はASISというmixi1、2鯖の有名人が盟主を務める同盟である。信奉者、アンチ、どっちもたくさんいた。

ぶらぶら三国志はゲーム開始時から天下統一をすると宣言していた。1期からその根回しもしていたようだった。ゲーム開始時から統一を本気で目指していた同盟は他に知らない。(謳うだけの同盟はいっぱいいるが)

義侠の目標は前期達成できなかった制圧ランクトップである。

お互いがまっすぐ目標に向かえばかならずどこかで衝突する運命にあるのは明らかだった。

ぶらぶら三国志はASISの統一構想に惹かれた大量の一流プレイヤーが所属しており、後に戦争で証明されるが、間違いなくこの鯖最強の同盟だった。

私は発狂(義侠の盟主補佐をしてもらっていた)と相談し、ぶらぶら三国志と初日に友好条約を結んだ。

書面によるしっかりとした条約で、お互い不可侵、第三国に攻められた場合可能な限り協力する、どこかを攻める場合も可能な限り協力する、破棄には1週間必要、といった内容だった。

どうなるにしろ、序盤でぶらぶら三国志と敵対するほど無意味なことはない。

洛陽の隣接に失敗した義侠は、通常NPCの隣接と木亀砦(武将砦)の隣接を狙った。
こちらはなんとか成功し、木亀砦周辺も、ほぼ征圧できた。

最初の1ヶ月半は着々とNPCの隣接と攻略、兵器を溶かすお茶目な展開、同盟規模を大きくし支部から人員の引き上げ、ランクとの合流に向けて全力寄付を行っていた。このあたりの5週間が一番平和だった(遠い目)。

といってもかなりの速度でNPCを攻略、僻地の開拓、寄付を行っていたのでやることはいっぱいあった。

びっくりしたのは同盟規模がそれほど変わらないランクが義侠の倍近いスピードでNPCを攻略していたことだった。義侠には寄付の負担があったとはいえ、ぶっちぎりダントツの制圧ランクトップ、まさに独走だった。

ランクは建業(城)と北平(武将砦)なども完全に囲い込んでおり、もっとも順調な同盟といえた。

これではランク側に義侠と組むメリットを与えれない、ということで洛陽の残り1マス(★9)をゲーム開始1ヶ月で取得する荒業に出た。

後に指揮官としても大活躍する朶思大王にその任務を依頼。

まず資源を貯めまくって近くに砦建設、兵士小屋3種、鍛冶、武器レベルを即完了で一気にあげ、3種下級兵士を一気に生産し、なんと砦建設から2日で★9を攻略した。

この攻略用砦は同盟員で受け渡しあって洛陽付近の★9をがっつりいただくのにも大いに役立った。(後に砦ローリング作戦としてブログに投稿

洛陽の隣接に成功して、これで城と武将砦に隣接し、少しはマシな成果になったと思う。

そしてまとめてランクを受け入れれる枠ができ、一ヶ月ぶりの合流となった。

合流後は昔ながらのメンツとの再会を懐かしんだ。

ついでにもちろんだが制圧ランクトップに躍り出た。ランクマジヤバイ。

同盟名も、再度のデスメタルポンキッキーズ(DMP)となった。

自分が考えた同盟名での盟主という立場は感慨深い。
大所帯になったこともあり、身が引き締まる思いだった。

第六章へ続く

鮫肌歴史書 第四章「DMPの誕生と第一期終了」

合流後、まったく異なる3同盟が集まったことから、新しい同盟名を考えようと、全員から意見を募り投票となった。

誰でも案を出してOKだったので、私は「デスメタルポンキッキーズ(略称DMP)」という案を出した。

3秒で思いついた名前だ。

なんとこの名前が投票の結果当選してしまった。
(次点は「カレー同盟」だった気がする)

こうして同盟ランク4位、城2つ保持で制圧ランク2位の同盟「DMP」が誕生した。

ランク、嶺上開花、義侠の3同盟は、DMPの目標を制圧ランク1位とすることで同意していた。

当時制圧ランクトップはギルド同盟で、トッププレイヤーも多く、戦争にも負けたことのない王者のような同盟だった。しかし保有している城は成都、建業の2つで、DMPとの制圧ポイントの差はわずかだった。

この差ならなんとかなる、と思っていた矢先、プラネタリウム同盟が許昌を落とし袁紹とあわせて2つ、ピクルス同盟(次期絡むことになるASISが盟主)が長安を落とし、武将砦の差でDMPは制圧ランク4位に落ちてしまう。城はこの4つの同盟で全て分けられていた。

この4同盟の制圧ランクの差はわずかなはずだ。
この差なら、DMPは城を1つでも手に入れれば制圧ランク1位に躍り出れる計算だ。

城さえ奪えばいける!

この時期、「共同戦線」という連合が結成されつつあった。
そこにはトップ同盟のギルドも所属しており、ピクルス同盟も入っていた。

DMPとプラネタリウムはある程度交流があったので、協議をしつつ共同戦線に入らずにいたが、ある日プラネタリウムがなんと共同戦線入り。

これでDMP以外の城持ち同盟が全て共同戦線に入ったことになる。

DMPにも加盟の誘いが来るが、こんなとこころに入れば制圧1位など不可能になる。
しかし、どこか1同盟ならまだしも、3つ相手に戦って勝てるはずもない。
だからといって、DMPの目標、制圧ランク1位を諦めるわけにもいかない。

こうして目標は、DMPも隣接を所有していた、ギルドの建業奪取、攻撃はゲーム終了2日前と決まった。

一気に落としてゲーム期間終了まで逃げ切る作戦だ。

この時ゲーム終了まで1週間を切っていた。

DMPのメンバーは、盟主本拠地や、保持している北平と雲南に十数万の援軍を送り込み、残る兵力を全て建業に叩き込むことになった。

この時私は建業付近の前線攻撃部隊の指揮官に任命されるが、結果的にはあまり働けなかった。城の攻略は、ほぼ遠距離からの主砲頼みになる。

1月5日22時。DMPの命運を分ける最後の突撃が開始された。

総数100近いDMPの主砲が建業に着弾しはじめる。

ここで異変が起こった。

「着弾したのに報告書がこない」

「兵隊無傷で帰ってくるんだけど」

「てか兵士がどっかに消えたw」

おかしい、何かがおかしい。

私の主砲も着弾時間になってもログに出ず、部隊はどこかに雲隠れしてしまった。
糧は減り続けている。

こ、これは・・・・サーバ負荷による遅延・・・・

一番大事な時にとんでもないことになった。

DMP内は叫び声と諦めの声、「俺達は砦よりも大事なもの、そう、鯖を落としたんだ!」と言うもの、反応は様々だったが、じっと待つことしかできなかった。

この遅延は着弾開始から翌日まで約12時間続いた。
兵器の後に兵士が着弾するなど、見るも無残な突撃となった。

※後の運営からの発表では、戦闘で死んだ兵士の維持費(糧)の再計算が、着弾と同時に行っていたため起こった負荷だったらしい。その後、維持費の計算を別のタイミングにすることで着弾と同時に一気に負荷が増えることを回避したようなので、今は起こらない。しかし数秒の間に何十発も着弾させるのは危険かもしれない。


建業はギルドメンバーの援軍がどんどん送り込まれ、落とす事はほぼ不可能となった。

結果的にみると、鯖の遅延がなくても落とすことはできなかったかもしれない、しかし最後の突撃は綺麗にヒットしてほしかった。綺麗に散りたかった。

そのころ北平に中堅規模のFL同盟から、我々とおなじような最後の突撃をうけたが、防衛兵を大量においていたため難なく防ぎきった。

最後に胸を借りる!という意気込みで、気持ちのいい突撃だった記憶がある。

突撃開始の翌日、ゲーム終了まで8時間、建業の攻略に失敗したDMPは、まだ制圧1位を諦めていなかった。

制圧ポイントの差が小さいなら、通常のNPCを増やせばまだいけるかもしれない。

NPCをある程度もっていてあと8時間で落とせる同盟。

白羽の矢がたったのは無双同盟だった。

当時あまり活発な活動をしていなかった無双同盟だが、NPCの数は10個以上保持していた。

無双同盟盟主に猛烈な速度で隣接。持っている兵士をとにかく全部突っ込ませた。

しかし建業にほぼ全兵士を突撃させており、ほとんど残存兵力がない。

特に兵器が少ない。

100台、50台という単位で兵器が打ち込まれる。

比較的安全だった雲南に送り込んでいる援軍を引き返し、突撃させる人もいた。

なんとか無双同盟を落としてNPCの数を上乗せしたが、制圧ランクはまったく変化しなかった。

同盟員の枠をまだ大量に余らせていたDMPは、NPC砦を多く持つ同盟に吸収の打診をする。

まさに最後のお願い。

しかし当たり前だがこれに応じる同盟などいなかった。せっかくもらえるシルバーチケットをみすみす手放すことになるのだから。

最後のあがきもむなしく、そのまま無念のタイムアップ。

制圧ランク4位、同盟ランクは2位という結果でブラウザ三国志mixi1鯖一期を終えた。

他にも細かい事件はたくさんあったが、こうして書いてみると戦争もし、配下にもなり、城の攻略もし、鯖落ちも経験し、本当にいろいろあった1期だった。

何があろうと上を目指す義侠、DMPの精神が私は大好きだった。

たかがゲーム、されどゲーム、トップを目指すほど楽しいことはない。
しんどいけど・・。

歴史書モードになり、みんなで労をねぎらい合いながら、わいわいと騒いでいても、何故か発狂だけは少し沈んでいた。

鮫肌「どうしたんですか?」

発狂「同盟を制圧1位にするという皆への約束を果たせませんでした・・・」

鮫肌「でも、めちゃくちゃ楽しかったからいいじゃないですか」

発狂「同盟員、特に天下布武を共に飛び出してくれた人たちに対して申し訳ない・・・」

鮫肌「来期がありますよ、来期が」

発狂や私やその他大勢の戦友たちはもう2期目を見すえていたのだ。

そしてその直後の発狂からの一言が2期の私の運命を決めた。

発狂「鮫肌氏、来期は盟主やってください」

鮫肌「いいよ~」

この軽い返事の重みを後々思い知らされることになるのだが、この時まだ知る由もなかった。

第五章へ続く

鮫肌歴史書 第三章「北平攻略と天下布武の反撃」

一時の平和を得た義侠は北平攻略のために着々と上級兵を溜め込んでいった。

みんな戦争をし続けていたので内政にダメージを受け、中々大砲と呼べる主砲を作れずに苦労していた。

よやく攻略の見通しがつき、ついに制圧ランク上位に躍り出るチャンスが訪れる。

北平攻略を開始したのだ。

全員が北平に向けて主砲を発射した。後はワクワクしながら寝てまつだけだった。

そのとき、思いもよらない敵が現れる。

古巣、天下布武である。

天下布武はこのタイミングを待っていたかのように義侠盟主の発狂に電撃戦をしかけてきた。

主砲が北平に着弾する寸前、発狂はこの電撃戦で陥落してしまう。

北平攻略寸前で義侠はなんと配下同盟となってしまったのだ。

天下布武は確実に義侠内部の情報を得ており、北平攻略のタイミングを狙いすましたかのように攻め込んできた。

このまま北平を陥落させると、北平の所有者が天下布武になってしまう。

それを避けるため、急遽北平の隣接をもっていた嶺上開花同盟に兵器だけの出兵を依頼、北平を落としてもらうことにした。

兵士の殲滅は無事完了、義侠メンバーの大砲が見事に炸裂した。

しかし攻略ボーナスは受けとれないのだ、歯を食いしばりながら嶺上開花が北平を落とすのを眺める。

配下になり兵士を消耗し、攻略ボーナスは受けれない、義侠悪夢の1日となった。

しかし最悪の事態ではない、北平を天下布武の手に渡すのは防いだ。

義侠は配下となったものの、北平を交渉材料として使い、戦争にも強い同盟として、配下のままで外交を行った。

今考えると配下同盟相手にいろいろな同盟がよく外交してくれたと思う。

当時城の1つである雲南を保有していたランク同盟とも外交を行った。
鯖内のいろんな同盟が手を組む中、ランクは珍しく孤高の同盟というイメージだった。

トップランカーも多く、対人戦で消耗していないので内政力は抜群、義侠とは別の意味で強い同盟だった。

そして義侠、ランク、嶺上開花の3同盟による大型合弁の話が進んだ。このころの外交努力は相当なものだった。

日々交渉、協議を重ね、まずはランクと嶺上開花が合流した。

そしてタイミングを見て嶺上開花のメンバーに兵器を出してもらい、義侠を天下布武配下から救出してもらう作戦をすすめていた。
救出が完了した瞬間、義侠は天下布武を攻撃できる状態になる。

古巣と二度目の戦争だ。今回は完全に報復戦争である。

発狂の「草一本生えない焦土にします」という言葉を聞いて、この人は絶対敵にしたくないと思った。

戦争準備万端で義侠メンバーは嶺上開花の開放部隊の到着を待った。

この時救出されやすいように義侠盟主を務めていた拓也がALLYを流した。

「○時○分○秒に解放されます。その瞬間から天下布武との戦争開始なのでみなさん準備してください。」

拓也は大きなミスを犯した。

義侠には天下布武への内通者がいるのだ。発狂への電撃戦のタイミングからもそれは明らかだった。

そして恐れていた自体となる。
嶺上開花からの救出のための兵器、この解放部隊の着弾のなんと2秒前を狙ってに天下布武盟主から援軍が飛んでくるではないか。

拓也は自分の兵士は城から出していたが、この援軍が到着すると兵器が全て破壊されてしまう。
これはまずい、救出が失敗する。

拓也は援軍撤退ボタンを1秒以内にクリックすることでこれを回避しようとスタンバイした。

私も固唾を飲んでモニタを見つめた。

まず天下布武からの援軍が到着、嶺上開花の兵器は・・・・・・・・全て援軍に破壊されてしまった。

ラグが発生することを考慮すると、1秒以内に撤退処理するのは不可能に近かった。

こうして義侠の救出は失敗に終わった。

この時、常に冷静な拓也がはじめて感情的になったのを見た。

拓也「くそぉぉおおおお!」

私は、もう一回兵器うってもらえばいい、少し救出が遅れるだけだ、と気にもしない風に言ったが、拓也は自身の犯してしまったミスに相当責任を感じているようだった。

拓也「少し頭冷やしてくる」
そう言うと拓也はスカイプからログアウトした。

それにしても2秒間隔で援軍を送ってきた天下布武盟主の腕も大したものだ。

そしてこの教訓を活かして、兵器着弾時間は誰にも言わなないことを肝に銘じ、数日後2度目の救出作戦が行われた。

無事義侠は救出され、ついに天下布武との全面戦争がはじまった。
戦力の差は明白で、義侠は怒涛の攻めで侵攻した。

盟主を落とされ、許せないとはいえ、元同盟員との戦争というのは妙な気分になる。
天下布武の全員が憎くて戦争をしているわけではないのだ。

練馬の呑兵衛は攻撃する拠点名で天下布武時代の元仲間と会話していた。

【義侠】ほんとは攻撃したくないよ~が【天下布武】○○を攻撃しました

【天下布武】それはこっちもだよ!が【義侠】○○を攻撃しました

同盟に残るもの、同盟を飛び出したもの、道は違えどどちらも信念を持って選択した道だ。
こうして戦うのは運命の皮肉だが、どちらも手を抜くことはなかった。

そして対天下布武との戦争は一方的なものとなり、盟主は遠方に移動されていたので配下にはできなかったが、義侠が隣接している天下布武同盟員はほぼ陥落させた。発狂が言っていた通り、ほとんどの拠点を剥ぎ取って。

天下布武との戦争終結のタイミングで、ランク(嶺上開花)に引き上げを依頼、ようやく3同盟の合流が完了し、城2個保有の大同盟が誕生したのだ。

第四章へ続く

鮫肌歴史書 第二章「義侠結成」

新たな同盟「義侠」を結成した。人数はたったの10数人、トップ同盟は100名近い人数の時期だ。

しかしメンバーは全員モチベーションの高い戦争大好きな人間ばかり。腕には自信があった。

義侠の盟主となった発狂はすぐさま義侠の目標をたてる。

「制圧ランク1位」

この状況で制圧ランク1位を目指すとは義侠以外の人間からすると笑える話だ。
しかしメンバーは全員普通に受け入れた。なぜかできそうな気がしていた。

発狂はすぐに動いた。梁山泊の救出である。宿敵を救出しようというのだ。
この時は最も合理的な判断だと思った。

戦争巧者でトッププレイヤーも複数在籍する梁山泊は、戦力的に申し分なかった。それが配下の状態でいるのだから、救出→合流という流れはお互いメリットが大きい。

配下になった梁山泊もじっとしてたわけではなく、復帰の方法を探っていた。

複数の同盟に救出を打診し、協議を重ねていたが、どこも「アクティブな○名だけ引き上げる」といった限定的な条件を付けられていたようだった。

そこに発狂が申し出た。

「丸ごと全員受け入れる」

梁山泊幹部もこの条件で決めたと後に語っている。

「一部引き上げとかせこいこと言わずに全部受け入れる、その男気で決断した」
(義侠の同盟員が少なく、枠が大量に余ってたという状況もあったわけだが。)

そして梁山泊の盟主(当時の盟主は拓也)を落とすことで救出することになるのだが、これは梁山泊の親同盟の無双に対する敵意にもなる。梁山泊救出直後から無双との戦争を覚悟していたが、救出後、なぜか一切反撃してこなかった。配下のことなどどうでもよかったのだろうか・・。

そして義侠の配下となった梁山泊から人員を引き上げる。

このとき、すでに放置ぎみになっている梁山泊同盟員や、配下のままでよいという同盟員はそのままで、アクティブな人員だけが上がってきた。

配下の引き上げは、配下側から引き上げ申請をださないと引き上げれないので、放置の人間を引き上げることが不可能なのだ。

これは効率的な非アクティブ人員のふるい落としになると思った。引き上げたくても引き上げれないのだからしょうがない。

こうして、天下布武VS梁山泊で激戦を繰り広げたメンバーが義侠という同盟で一つになった。

戦争で本気で戦った相手と「いやーあんときはどうも!」と挨拶をかわす自分が妙に興奮しているのを感じた。ベジータが味方になった時の心強さに似ている。

後にいろいろと助けてもらう戦略家の拓也ともここではじめて同じ同盟となった。

この時同盟の方針を考える、いわゆる幹部というやつに発狂から抜擢される。

梁山泊から拓也、大西の2名、天下布武から発狂と私の2名の、4名で同盟の方針を決めるのである。

といっても、たまにスカイプで雑談しつつ方針を決めるぐらいで、特に大きな任務を与えられたりしたわけではないので気は楽なものだった。

このあたりから、IRCやスカイプで夜遅くまで話し合う習慣ができつつあった。

そしてその後、無双からも数名アクティブプレイヤーを引き抜いた。北平(一期は城だった)隣接をもつメンバーも入ってきた。

引き抜きは主に梁山泊の人脈を活かして行われた。

やはり顔が広いというのは重要だ。

こうして同盟員は約50名、全員アクティブ、戦争大好き武闘派同盟、義侠が中央の覇権争いに食い込む土台が出来上がった。

第三章へ続く

鮫肌歴史書「はじめに」 と第一章「天下布武時代」

鮫肌歴史書「はじめに」

いきなりですが本日から2週間連続で記事を投下します。過去の個人的なプレイの歴史をまとめたものです。

ブラ三のテクニックは一切記載しておらず、同盟運営で起こった出来事を綴っているだけの日記的なもになっています。

自分のプレイしてきた歴史は、個人的歴史書としてここここに記事にしてアップしているのですが、数名から統一までの歴史を細かく書いてほしいという要望をもらいましたので、コツコツと書き溜めておきました。

全部で14章まであります。

今更感があるので、それほど急がなくてもいいと思い、全部書き終えてからアップするつもりでいたのですが、だらだら書いてたらなんだかんだで執筆に1ヶ月くらいかかってしまいました。

まあ読み物として暇つぶしに読んでもらえれば幸いです。

統一までの話をする際、まず第一期から振り返らないいけないので、1期、2期を通しての話になっています。

フィクッションは一切入れず、記憶を頼りに書いてますが、すでに記憶はあやふやになってきてるので、多少ふんわりしていたり、覚えていないところは勝手に補完しているので、多少間違っているかもしれませんがご容赦ください。(間違いのご指摘歓迎)
個人の主観的な意見も入りまくってます。

また、次章以降文体が変わってますが、できるだけ文字数を節約するためです。

さらに、登場人物名も全て敬称を略していますのでご了承ください。

HNをそのまま記載していますので、名前消して!という方はこちらからご連絡ください。



鮫肌歴史書 第一章「天下布武時代」

2009年の夏、友人がしきりに「ブラウザ三国志がおもしろい」と連呼していた。

それならやってみたいと言うと、「もう第一期(ブラゲタイム1鯖)が終わりかけいているので、第二期開始からはじめれば?」というアドバイスをもらい、その時を待った。

今思えば途中からでも開始して武将育成をしておけばばよかった。

やきもきしながら本家1鯖2期目の開始を待っていると、mixiアプリにブラ三が登場しているではないか。

よしはじめてしまえと何も考えずにmixi1鯖第一期をスタートした。

後にブラゲタイム1鯖も開始するが、mixi鯖が壮絶すぎたために本家のほうは若干手を抜いていた。というか抜かざるをえない状況だった。

mixi1鯖開始初日に登録したが、ゲーム開始時間から数時間たっていたので、座標180前後のやや中心よりだが微妙にはなれている、という位置に本拠地ができた。

右も左もわからずにプレイ開始したが、友人のアドバイスなどもあり普通に箱庭ゲーとして楽しんでいた。UCを引くだけでうれしくなっていた時期で、CやUCなどにも愛着を持っていた時代だ。

数日が過ぎるとすぐ横の練馬の呑兵衛から誘いの書簡がくる。自分の入っている天下布武という同盟に入らないかという誘いだ。

同盟ってなんぞや?というくらいの知識なので、断る理由もまったくない。二つ返事でOKし、晴れて天下布武同盟員になる。

天下布武は中堅同盟で、順調に50名近い同盟までに成長していた。この同盟で、この後9ヶ月を共に戦う戦友と出会うことになる。

特に同盟に誘ってくれたテンションの高いイケイケ練馬の呑兵衛、おかん的存在の冷静なプログラマーNERO、一見怖いけど他に類を見ない戦略眼を持つ発狂の3名とは2期終了まで幾多の戦を共に戦うことになる。

同盟に入って間もないころ、さっそくいざこざが勃発する。

天下布武の盟主の本拠地は若干孤立しており、まわりに梁山泊、無双という武闘派同盟の多い地域だった。

天下布武、梁山泊、無双はどこも同じ程度の規模の同盟だったが、天下布武が武力の面でやや劣っていた気がする。

天下布武の盟主は、梁山泊の盟主と位置が近いため、梁山泊から「安全確保のために梁山泊に入れ」という打診を受けていた。しかし天下布武の盟主を勤めている以上それを呑めるわけはなく、それが火種となり、梁山泊VS天下布武の戦争が勃発した。

前述の通り、地理的にも天下布武の盟主は危険な位置にいたため、あっさりと危機に陥る。

はじめたばかりの第一期、防衛戦術もままならない状況で、盟主は「もうもたない」と盟主を交代し、その直後に陥落した。

天下布武の内部はお通夜のような状況になったが、このままで終わらせるわけにはいかないと、盟主付近の領地は死守しつつ、盟主奪還のために全員兵士をためた。

陥落した盟主と代理の天下布武盟主は連絡をとりあい、反攻に出る機会を伺っているようだった。陥落した盟主は、外交で画策しており、無双と手を組もうとしていた。

鼻息の荒い天下布武同盟員は一刻も早く盟主奪還のために攻勢に出たかったのだが、外交を続ける元盟主からは「待て」の指示しかこない。

ここで発狂が「もう待てない」と指示を待つ期日を設定。その期日を過ぎても指示がなかったため、発狂指揮のもと、10数名が梁山泊配下になっている元盟主付近に砦を一気にたてて元盟主救出&反攻作戦に出た。

もう戦意はないだろうと思っていたのか、攻撃の手が緩んでいた梁山泊も砦の乱立を見て一気に攻勢に出てくる。しかし砦をたてる領地にあらかじめ援軍を発射しておくという戦術がハマり、ほとんどの砦が潰されないまま持久戦に突入した。

密集して砦をたてた天下布武の前線部隊は局地戦のメリットを活かし、領地を延々とめくり返したり、天下布武同盟員同士でお互い敵兵着弾時に援軍を送りあうなど砦への攻撃をしのぎ、前線で兵士を生産し続け、ついに盟主の救出に成功する。今思えばこのあたりで戦争のコツをつかみはじめていた。

梁山泊の盟主が近かったので、このまま梁山泊と決着をつけるべく天下布武の士気は最高潮に達する。と、その時、盟主の外交策で無双も共闘として動いていたのだが、梁山泊盟主がほんとにあっさりと無双に落とされる。天下布武同盟員は、完全に肩透かしを食らった感じだ。

「え?梁山泊落ちてるんだけど・・・戦争終わり?え?」
※後に聞くと梁山泊側でもミスが重なり落とされてしまったとのこと。

しかし無双の配下になったものの、梁山泊と天下布武はまだ戦える状況にある。

盟主を落とし看板に泥を塗った梁山泊をそうやすやすと許せないと、天下布武同盟員はまだまだ戦う気だったが、救出した盟主(位置的に盟主に復帰すると危険なため、一同盟員として天下布武に戻っていた)が天下布武に復帰すると、すかざす無双と天下布武が不可侵を結んだ。

天下布武と、無双の配下である梁山泊も当然不可侵の状態になり、お互い攻撃ができなくなった。

盟主曰く「とりあえず状況を落ち着かせる」とのこと。

またまた肩透かしを食らった感は否めないが、不可侵は2週間後に切れる、そこで一気に梁山泊を叩くと軍備の増強に励むことにした。

そして2週間がたち、いよいよ梁山泊と決着をつける!と思っていたら、なんと無双と天下布武不可侵継続。ここで天下布武同盟員(特に盟主救出のために前線に赴いた10数名)の不満が爆発した。

「この不可侵は、天下布武盟主の身の安全(まりに梁山泊が多かったため)のためだけの不可侵ではないか。」

「逃げ腰過ぎる。天下布武とは、武をもって天を統べるという意味ではないか。」

「えー!みんなもっと戦争したいのにぃ!」

そして発狂がついにはっきy・・我慢の限度を超えた。

「天下布武をその名の通り武をもって天を統べる同盟にすべく私は同盟を抜け、天下布武に宣戦布告します。武とは何かをお見せします。」

この人は本当に一人でやろうとしていた。同盟を抜けて古巣にケンカを売ろうというのだ。

しかしこれまでの天下布武の方針に嫌気がさしていた一部メンバーはこの発狂の提案に賛成する。

盟主救出のために動いた10名のほとんどが、発狂と共に天下布武から独立、新たに義侠同盟を結成する。

盟主救出のために前線に出向いたメンバーが、今度はその盟主に対して宣戦布告をするのだ。天下布武盟主は、戦わないと言い続ける。

しかし発狂は予定通り戦線布告を行い、数日の猶予をもって正式に天下布武盟主陥落作戦を開始。(実際には盟主職に復帰していたわけではないので、天下布武の同盟員に宣戦布告した形)

最後まで天下布武盟主は戦わないといい続けたが、初弾が着弾すると、黙ってやられるわけにはいかないと反撃を開始、でもこちらは10数名、相手は一人(天下布武のほかの同盟員は一切この戦いに参加しなかった)、ものの数時間で陥落した。

一時は主君として仕えた人を陥落させることになった。
もう引き返せない修羅の道に足を踏み入れてしまった。

第二章へ続く

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