鮫肌歴史書 第八章「制圧トップへの道」

ももんがの完全な編入が完了した時点でゲーム期間はあと1ヶ月残っていた。

mixi1+2鯖は3+4鯖と統合のため、第二期は5ヶ月もあった。
もし通常の4ヶ月なら、ここでゲームが終わっていたのである。

この時点での城の保持状況を整理しておく。

no-con!同盟
-許昌 (88,88)

ぶらぶら三国志同盟
-襄陽 (88,-88)
-洛陽 (0,0)
-成都 (-88,-88)

四面楚歌同盟
-ギョウ(-88,88)

腰鍛高譚同盟
-長安 (-220,0)

バズモ親衛隊同盟
-建業 (220,0)

DMP同盟
-武将砦いっぱい(城なし!)

DMPはこの時点で城を一つももっていなかったが制圧ランクはぶらぶら三国志についで2位だった。

建業はというと、砂上からバズモに譲渡されていた。

バズモ親衛隊の盟主とはこの頃毎晩話し合いをしており、最終的に建業をDMPに譲渡してくれることが決まっていた。城を持つことの危険性、DMPが統一に絡みそうであることなどが理由である。

そう、この頃ぶらぶら三国志主導のもと、城持ち同盟談合による統一の話がでてきていた。

no-con!同盟と四面楚歌同盟はぶらぶら三国志と協力関係で、あとは建業と長安さえ話がつけば、なんと統一が可能な状況だった。

そして、第二期開始当初からの問題がついに目の前にやってきた。

DMPの制圧トップ、ぶらぶら三国志の統一、同時にかなえることができない目標である。

DMPは制圧2位に位置していたが、建業を加えたとしても、城3つのぶらぶら三国志を抜くことはできない計算だった。

あと一つ城がいるのだ。

DMPは足場の問題から、狙えるのはno-con!の許昌かぶらぶら三国志の洛陽だった。

DMPが制圧トップになる、これは盟主として同盟員全員にコミットメントしている必達目標である。

談合で城を統一同盟に受け渡すことは、同盟への裏切り行為となる。

しかしぶらぶら三国志には恩がある。協力をしたいし、個人的にはこのカオスmixi1+2鯖で統一を見てみたかった。

当時ぶらぶら三国志は、反統一派の旗手である同盟タコトローと長い泥沼の戦争をしていたため、仮にDMPが準備して洛陽を狙えば、落とせたかもしれない状況である。

死ぬほど悩んでいた時に、ふと思った。

ぶらぶら三国志は「統一が見たい」のであって、ぶらぶら三国志単体で統一を成し遂げようとしているのではなないのではないか。

ぶらぶら三国志は今期一度も武力による侵攻をしておらず、ほとんどの戦争が防衛戦争だった。また、外交統括のmiddleが広く外交網を敷いて、no-con!や四面楚歌といった同盟との協力関係を築いていたのだ。

そしてひねり出した。

「DMPを統一同盟の母体にしてもらう、それなら、両方の目標が実現できる。」

DMPという名で制圧トップを獲得し、ぶらぶら三国志の見たい統一も実現する。

思いついた瞬間、一人で吹いた。ありえない。

「統一が見たい」だけとはいっても、ぶらぶら三国志の同盟員が納得しないだろうし、こちらに都合がよすぎる。しかしそれ以外にDMPとぶらぶら三国志の衝突を避ける方法が見つからなかった。

とりあえずダメ元で伝えてみた。

「無理」の一言で終わると思っていたので、そうなれば、DMPは許昌か洛陽を攻めることになる。

洛陽は隣接していたし、★9の城なので制圧ポイントの観点からも、ぶらぶら三国志保有の洛陽攻めが現実的だった。

同盟員からは何も問題ないといわれたが、個人的にはぶらぶら三国志に恩を仇で返すことになると思っていた。

目標に向かい4ヶ月必死で戦ってきた170名の同盟員の願いを裏切るわけにはいかない。

洛陽を攻めることになった場合、最後盟主の座を退くつもりだった。(自分勝手なケジメだが)

なんでゲームでこんな苦しまにゃいかんのだと何度かブラ三を呪った。

そしてぶらぶら三国志から返ってきた答えは「OK」だった。

この日はっきりと狂喜したのを覚えている。

統一できるからではなく、残りの数週間、”前向きに”ゲームをプレイできることへの安堵だった。

同盟員への約束も果たせ、ぶらぶら三国志と敵対することもなく、なんと統一まで見れる。個人的に、悲観的な要素が消えた瞬間だった。

しかし、この決断を下したぶらぶら三国志の幹部、及び同盟員の心情は察するに余りある。畏怖の念を込めて感謝したい。

後は全城持ち同盟の意思が確認できれば統一は目の前である。

第九章へ続く

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10 件のコメントがあります

  1. 元DMP一兵卒 より:

    ぶらぶらの器でけえ・・・って思った出来事だったなぁ
    一方某統計攻撃撃破ランカーは不満をぶちまけていた。

    • 鮫肌 より:

      ほんとに統一のことだけ考えてたね、ぶらぶらは。
      その分内部の規律もハンパなかったみたいだけどw

  2. 孔明さんガンバレ より:

    愛読者です。登録は2週間くらい前にはしてましたけどコメは匿名と今回で2回目です。

    ぶらぶら三国志の盟主さんは大変だったでしょうね・・・・・

    でも平和的に解決する道を取るために自分が道を譲るというのはすごいと思います。

    そしてDMPの目標が達成できてよかったですね。・゚・(ノД`)・゚・。

  3. kinu より:

    つ畏敬の念

    • 鮫肌 より:

      書いてるとき畏敬と畏怖で迷ったんですよ。
      畏怖でもいいかなと思ってそのままにしてますお。

  4. ASIS より:

    この時とももんが戦の時の建業譲渡の放棄って、実は幹部も外交担当も含め反対派の方が多かったんだ。
    あなたは人を信用しすぎる。詰めが甘すぎる。
    この言葉を何度も言われ、散々口論したけども、何とかごり押ししたことを今も覚えてる。
    幹部も含め、やっぱりみんなぶらぶら母体での統一が一番見たい物だったけども、現実的に、合理的に考えた場合に最良の選択、唯一統一の可能性が残る選択はこれしかなかったと、今振り返ってみてもそう思う。

    俺はももんが戦が始まってから、俺に建業奪取のチャンスだという幹部達に何度も言ったよ。
    今の状態でDMPまで敵に回したらどうなる?
    城の維持どころか同盟ごと全部吹き飛ぶぞ。
    ってね。

    それでもやっぱりうちのメンバーは全体的に血の気が多かったし、戦力があったから武力で何とかなると思っていた人が多かった。
    ももんががうちに付いて更に城までくれるというなら最高じゃないかという意見の中で、城を貰ってもどうやって維持するのか、隣接の多いDMPを敵に回したらどうなるか説明する中で、激しい口論にもなって、今思えばあの時すでに今の三揆脱退に至る致命的な亀裂が入ってた気もする。
    戦争と外交の判断基準が俺と幹部とでだいぶ違ってたんだろうね。
    外交に関して一任する中でも、そういった基準のズレとかでの衝突が頻繁にあって、俺がどこそこ潰すしかないだろって言って口論になったり、その逆も頻繁にあった。
    (詳細な部分にはズレがあるかもしれない、skypeのログをあとでみてみるw)

    二期目は俺は本当に神輿に乗っていただけで外交も運営も幹部任せで何もしてなかった。
    盟主なのに何もしないで適当にskypeで発言だけして、大事な事決めるときだけ偉そうに意見を主張する。
    最低な盟主だったんじゃないかなw
    暇そうで良いねってよく言われてたよ。

    ブラ三における盟主ってなんなんだろうね。
    一人で抱え込みすぎるとパンクするし、分業体制にするとやることが極端に少なくなる。
    俺の代わりに色々やってくれて、抱え込みすぎてる幹部のフォローを考えたりもしたけれど、代わりをやれる人はいなくて、あまりにも負担をかけてしまって。
    お気楽に遊んでるようでも結構色々悩み続けてた。
    この手の悩みってのは起業したら同じように抱えるんだろうけど、やはりリアルとゲームとじゃ考え方も変わるんだろうなあ。

    • ASIS より:

      投稿したら匿名になったっていうね

    • 鮫肌 より:

      とりあえず名前をASISにしといたw

      統一するための唯一の選択は同感。
      DMPの盟主としての立場をおいておいて客観的に見ても、統一の可能性があった選択をお互いしてきてると思う。

      もしぶらぶら三国志がももんがと組んで建業を手に入れていたら、その後の2ヶ月、DMPは反統一派と組んで徹底抗戦してたと思うし、さらにカオスな状況になってたんじゃないかなぁ。

      ブラ三における盟主は、というか組織のTOPの仕事は責任を取ることだと思ってたけど、前期の最後、責任の取り方がわかんなくて悩んだな~w

      「失敗したら責任取ります」って自分で言って思った。

      だって所詮ゲームだから、辞めちゃえばリアルになんにも痛手はないわけだから。

      会社を起こすなら「資金を出す」ことで責任を持てるわけだけど、ゲームだと責任のとりようがないんだよね。

      辞任するなんて言っても誰も得しないし。

      責任の取りようがないのであれば、やっぱり結果出すしかないってことなのかなーと。

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