鮫肌歴史書 第十一章「長安の行方」

no-con!がDMPの配下となったものの、DMPは元々no-con!に対しての恨みなどなく、許昌を手に入れるための国是としての戦いだったため、まっさきに盟主もくこくに解放の打診をした。

一度配下になると、同盟としての枠は二度と独立することはできない。そのため、解放の方法は、一旦no-con!同盟員を引き上げて追放し、独立君 主となってから新たにno-con!を結成するという方法しかなかった。(他の同盟に落としてもらうことでも解放されるが、配下を移動するだけで真の解放 にはならない)

許昌と朱雀砦以外のno-con!が元々もっていたNPCも全て返還すると約束した。

戦争をして遺恨を残さないというのはとても難しいが、可能な限りno-con!との遺恨を残さないように全面的な独立の支援を行った。

統一を目指すのなら朱雀砦は必要なかったが、no-con!戦で共闘してくれた絶対領域への報酬として必要だった。


この時期、反統一派の一角である西晋同盟が四面楚歌同盟に宣戦布告。ギョウを奪い、統一を阻もうという手をうってきた。

ぶらぶら三国志は急遽同意のもと、四面楚歌を配下化し保護した。

当時ぶらぶら三国志と西晋はシステム不可侵を結んでいたので、西晋はぶらぶら三国志の配下となった四面楚歌を攻めることはできなくなった。

なんと1日たたずに西晋VS四面楚歌戦は終わった。

こうして、ぶらぶら三国志は襄陽・洛陽・成都・ギョウを、DMPは建業・許昌を保持することになった。

ゲームの残り期間は5日。

まずは6つの城を1つに集めなければならない。

ぶらぶら三国志とDMPの国力であれば、兵器を使った譲渡も問題なく遂行できたが、時間がなかったため、DMPがぶらぶら三国志を配下化することで一発で城を移動させることにした。

メリットを考えるとこの方法がベストである。

一番大きなメリットは、援軍として配置されているぶらぶら三国志の4つの城の兵士は避難させずにそのままにしておくことがでることだ。

通常は城の譲渡の際、援軍を撤退させるタイミングが発生するが、その隙を狙って横取りされれば全てがパーである。

さらにDMPは真正友情と不可侵を結んでいたので、鯖一の巨大同盟である真正友情の脅威が完全に無くなるのは大きかった。

ぶらぶら三国志盟主のASISが当時言っていた「本来あるべき配下同盟の役割」というのが身にしみた。中々言えるものではない。

そしてぶらぶら三国志を配下化した。これでDMPに城が6つ集まった。

DMP単体では6つの城を守ることなど到底できないが、配下となったぶらぶら三国志とDMPが共同で6つを守る体制となった。

そして、ぶらぶら三国志の同盟員を可能な限りDMPに引き上げを行う。

DMPの同盟員とぶらぶら三国志の同盟員の連携をスムーズに行うため、城持ち同盟の資源ボーナスをできる限り多くのメンバーに享受してもらうため、最終的なチケット配分のためである。

先行してあがってきたぶらぶら三国志同盟員の協力もあり、同盟レベルは17(16だったかな?)となった。この時点で同盟ランクが、真正友情を抜いて1位となる。

残りあと4日、長安攻略のため、ぶらぶら三国志の幹部によって同時並行を前提とした5つの作戦が立案されていた。

長安周辺は画面のほとんどが砦で埋まるほどの防衛布陣で、どう見ても攻略は困難だった。

普通は「無理」の一言で終わる状況である。さらにタコトローは、引き続きぶらぶら三国志と戦闘を継続していた。

しかし、城をDMPに集めた以上、もう後には引けない。

「統一は無理そうなので、城はそれぞれの持ち主に返します」そんなことを行う時間はもう残されていないのだ。

ほぼ不可能に思える長安奪取も、現在のぶらぶらと合弁したDMPの国力であればもしかするともしかする。四面楚歌もいる。その他多くの協力同盟もいる。

成功確率は、皆一様に「五分五分」と感じていた。

そして長安攻撃の直前、長安を保持する腰鍛高譚の盟主、洒界孔喧と私で会談することにした。

最後のお願いである。

洒界孔喧とはこれまで腹をわって話しあってきた。今回もそのつもりでぶっちゃけた。

・このままだとDMPとぶらぶら三国志は腰鍛高譚を攻めること
・たとえ長安が落とせなくとも、腰鍛高譚の同盟員の半数近くは陥落すること
・鮫肌個人は腰鍛高譚を攻めたくないこと
・統一に協力してくれたら、チケットの分配で腰鍛高譚同盟員にもメリットがあること
・腰鍛高譚の要望は最大限受け入れること
・なによりも統一が見れること

などなど、客観的事実と個人的な感情をぶつけた。

洒界孔喧曰く、腰鍛高譚の同盟員の多くは玉砕を覚悟しているとのことだった。
城あ明け渡すぐらいなら戦って死ぬ。その気持ちは痛いほどよくわかった。

ゲームだからこそ皆悔いは残したくない。
腰鍛高譚にとって悔いの残らない終わらせ方とはなんなのか。

洒界孔喧はかつてないほど悩んだと思う。
統一を選んだ場合のメリットデメリット、拒んだ場合のメリットデメリット。

同盟員がぼろぼろと落とされていくことの辛さや、負け戦の時の同盟内の悲壮感は想像以上にキツいものだ。

私はそれをわかっていて選択をせまったのである。

洒界孔喧「こんなキツイ話持ってきてもぅー><」
鮫肌「ごめん><」

そして、洒界孔喧は首を縦にふった。

チケットの配分はもちろん、統一同盟の盟主の座を譲ることと、同盟名に腰鍛高譚を残すことで納得してくれた。

洒界孔喧の名誉のために付け加えると、彼は盟主の座の要求など一切しなかった。最後まで同盟員と腰鍛高譚という同盟の利益のみ考えていた。

私もASISも盟主の座に一切固執していなかった。
私はDMPが制圧トップになればいい、ASISは統一が実現すればいい。それだけだった。

さらに私は、統一報酬にゴールド100枚+シルバーチケットも入ると勘違いをしていたため(実際はゴールド100枚のみ)、その責を負う意味でも盟主を降りるつもりだったので、盟主の座を譲るというのは合理的だと考えた。

洒界孔喧の最後の言った言葉が今でも印象に残っている。

「盟主の座・・・それで、自分を納得させます」

こうして腰鍛高譚は長安の譲渡に承諾し、最終戦争は回避された。

長安攻略のために準備されていた兵力をこれで城の防衛にまわせるようになる。

はじめて天下統一が現実的なものとして目の前に現れた瞬間だった。

第十二章へ続く

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4 件のコメントがあります

  1. ひーとさん より:

    この期間の1ヶ月ほどは各陣盟主や幹部が枕を高くして寝られなかった時期ですね・・・w
    私の方の陣営は建業を移譲→統一が見えたからこれで寝れるや→強襲 orz

    結局前期最後まで安心できる期間がまともにありませんでしたよー。

    鮫肌さんは完全に矢面に立っていたのでその数倍の御苦労を掛けて居ると思われます・x・;

    • 鮫肌 より:

      盟主してて攻められるって、想像を絶するプレッシャーですよねww
      前期ひーとさん落ちなくてほんとによかったですねww

  2. picsy より:

    gmここに会員登録をしたのはつい最近ですけど・・・

    涙が出てくる・・・なんか知らないけど・・・本当に感動する

  3. ひみつw より:

    当時、腰鍛高譚同盟でそれなりに遊んでいた者です。
    なるほど。会談の内容はそんな感じだったのですか。。。

    私は、話し合いによる天下統一を良しとしない派で、そのまま腰鍛高譚に残ったんですが、
    最後は腰鍛高譚の共闘同盟に同盟ごと理不尽な理由で落とされ、配下にされて終わりました。
    その理由は「共闘からの裏切りによる制裁」だそうです。
    まぁ確かに一理ありますが、残った人は元々反対派だったので、
    この配下にされたことに対する怒りをぶつける場所が無くなり…ムキーーー!!!
    という感じでした。。。

    まぁ私自身は申し訳ありませんが、酒さんに対して良い印象は持っていません。

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